Jack's English Cafe

英語のあれこれ。ときどき日本語。

#1:コロナの年

こんにちは。Uncle Jackです。今日からブログを始めます。よろしくお願いします。

どうせなら大晦日ではなく、元日から始めればキリが良いのにと思われるかもしれません。でも今年の内に書いておきたいことがあるので今日にしました。

今年は新型コロナの年でしたね。今日現在、世界の感染者累計は約8300万人、日本は22万6千人です。世界と日本のデータを並べると。(  )内は日本。

www.worldometers.info

 

Cases (感染者合計):83,060,536 (226,596)

Deaths (死者合計):1,812,050 (3349)

Recovered (回復者合計):58,862,045 (189,466)

Serious/Critical (重症・重篤者数 ):106,616 (668)

 

2019年12月に中国・武漢で発生したとされる新型コロナですが、1年前にこれについて知っている人はほとんどいなかったでしょう。

 

実は私が主宰している「TIMEを読む会」でコロナに関する"China's Test"という記事を読みました(TIME February 17, 2020)。TIMEが初めて新型コロナについて大きく取り上げた記事(Cover story)でした。

www.amazon.com

 

新型コロナを国際的に"COVID-19"と呼ぶことは日本でもよく知られていますが、2月初めの時点ではまだそういう正式名称はついておらず、"2019-nCoV"と呼ばれていました。記事を引用するとこう書かれています。

"The novel coronavirus known as 2019-nCoV threatens more than the 24, 000 people known to be infected as of Feb. 4 or the 492 it has killed."

英語学習者へのクイズ:数字にtheがついているのはなぜ?)

 

2万4千人とか492人という数字は中国のものです。当時はこれがPandemic(世界的流行)になるかどうかもよく分からなかったようで、TIMEは次のように書いています。

"Some questions---whether the virus becomes a pandemic (or reaches epidemic levels on two continents), how many people it infects and how many lives it takes---remain shrouded in uncertainty."

 

「世界的な大流行となるのか、感染者や死者がどれくらいになるのか、よくわからない」という状態だったのですね。WHOが"COVID-19"という名前を付けたのが2月11日で、Pandemicだと明言したのは2月半ばごろだったと思います。

 

わずか数か月で私たちの生活はがらりと変わってしまいました。明日から始まる新しい年はどのように変化するのでしょう。ワクチンの登場で少し光明が見えたかに思われますが、感染力の強い変異株の出現で新たな脅威もあります。「収束」に向かったとしても「終息」するまでには年単位の時間がかかるとも言われています。

 

新年早々暗い話にはしたくなかったので年内に駆け込みました。

新しい年がどうか平穏でありますように、と切に祈ります。